海が大荒れの翌日、船橋市場で出会った最高の食材と美濃焼の器

船橋市場 7号通路から入ります。

大雨や大しけの翌日というのは、市場の関係者や料理人の間では「今日の仕入れは難しいぞ」というのがちょっとした共通認識だったりします。海が大荒れになれば漁船が出られず、水揚げ量が激減するため、市場に入荷する魚の種類も量も一気に落ち込んでしまうからです。

しかし、私の我が家の珈琲豆ストック状況は待ったなし。お気に入りのコーヒー豆がすっかり少なくなってしまい、「まあ、魚が少なければ無ければ無で、市場の雰囲気を楽しみつつ豆を買って来ればいいか」と自分に言い聞かせ、早起きして電車で船橋市場(船橋市地方卸売市場)へと向かいました。

いつものように、まずは慣れ親しんだ水産棟の7号通路から中へと足を踏み入れます。朝の市場独特の、活気と少しひんやりした潮の香りが混ざり合う空間に入ると、やっぱり自然とワクワクしてきますね。

大しけの合間を縫って!水産棟での仕入れめぐり

大しけの翌日ということもあり、通路を進みながら各店舗の売り場を覗いていくと、やはり普段より少し品数が絞られている印象を受けました。しかしそこはプロが集う船橋市場。目利きの大将たちが独自のルートで揃えた魅力的な海鮮が、氷の上にズラリと並べられています。

1. 沢田商店さん

沢田商店さん

まず最初にお邪魔したのは沢田商店さん。元気な挨拶とともに店頭を覗くと、なんとも色鮮やかで鮮度抜群のウニと、キラキラと輝くとびっこが目に飛び込んできました。大しけの翌日にこんな立派なウニに出会えるとは嬉しい誤算です!迷わず速攻でゲットしました。

ウニととびっこ

2. 川宗さん

川宗さん

続いて歩を進め、お向かいの川宗さんへ。ここでは立派なタコを購入。吸盤がキュッと締まっていて、身の弾力が見るからに凄そうです。刺身にするか、少し炙るか、はたまた酢の物にするか……買い物の最中から晩酌のメニューが頭の中を駆け巡ります。

タコ

3. 吉豊商店さん

吉豊商店さん

さらに奥へ進み、吉豊商店さんへ立ち寄ります。こちらで目を引いたのは、丸々と太って見るからに脂が乗っていそうなシマアジ!目が澄んでいて皮の張りも素晴らしい逸品です。刺身でいただくのが今から楽しみで仕方がありません。

シマアジ

4. 魚益商店さん

魚益商店さん

水産棟の締めくくりは魚益商店さん。ここでは毎度の美味しそうなマグロのホホ肉を購入です!希少部位であるホホ肉は、お肉のようなジューシーな旨味と独特の歯ごたえがたまらないんですよね。

ホホ肉

「大しけで品薄かも」という当初の心配はどこへやら、気付けば手元にはウニ、とびっこ、タコ、シマアジ、マグロのホホ肉と、極上の海鮮たちがズラリと揃っていました。

花のやさんでいただく至福の朝ごはん「特上海鮮丼」

花のやさん

水産棟で大満足の買い物を終えた後は、お腹を満たすために関連棟へ移動します。 市場で買い出しをした後の最大の楽しみといえば、やっぱり市場グルメの朝ごはんです!

今回も花のやさんの暖簾を潜りました。 注文したのは、もちろん看板メニューの特上海鮮丼です。

朝からコレです。

電車で来てるのでコレも楽しめます。

ワクワクしながら待ちます。

朝ごはんです。

運ばれてきた丼を見て、思わず笑みがこぼれてしまいました。どんぶりの表面が見えないほど贅沢に盛り付けられた旬の魚介たち。一口頬張るごとに、市場ならではの圧倒的な鮮度と旨味が口いっぱいに広がります。大しけの日の疲れや寒さも吹き飛ぶような、まさに至福の朝ごはんタイムとなりました。お腹も心も大満足です。

特上海鮮丼です。

関連店舗を巡る:器、日用品、そして本命のコーヒー豆

1. 大西園さんで出会ったお皿

大西園さん

まずは陶器などを扱う大西園さんへ。 店内をぶらぶら見ていると、非常に味のある和風の白皿が目に留まりました。金鈴(美濃焼)のお皿です。上品な質感と程よい深みがあり、「今日買ってきた刺身をこのお皿に盛り付けたら絶対に映える!」と直感し、即購入しました。美味しい料理には良い器が欠かせませんよね。

和風の白皿を購入しました。
金鈴 美濃焼です。

2. シモジマさんで日用品の補充

シモジマさん

続いて、包装資材や日用品が豊富に揃うシモジマさんへ立ち寄ります。 ここに来るとついつい色々買いたくなってしまいますが、今回は家庭で必須のクレラップアルミホイルを購入。市場はお魚や食材だけでなく、こうした日用消耗品も安く揃うのが本当に助かります。

クレラップとアルミホイルを購入です。

3. 本命!ビーンズハウスさんでコーヒータイム

ビーンズハウスさん

そして、今回の市場訪問の一番の目的であるビーンズハウスさんへ向かいます。 お店に近づくだけで、焙煎されたコーヒー豆の香ばしく芳醇な香りが漂ってきて、とても癒やされます。 まずは店内でマスターが淹れてくれた淹れたての美味しいコーヒーをいただきながら、至福のコーヒータイム。買い物の疲れがスッと引いていくようなホッとする時間です。そして、我が家のストック用としてお気に入りのコーヒー豆をしっかりと買い求めました。これで明日からの朝のコーヒーライフも安心です!

コーヒータイムです。コーヒー豆も購入です。

4. 島重さんで新鮮野菜

島重さん

市場の最後に立ち寄ったのは、青果を扱う島重さん。 立派でツヤツヤとしたナスと、ぷっくりとして美味しそうなナメコを購入しました。野菜もどれも新鮮で安く、市場の底力を改めて実感します。

ナスとナメコです。

買ってきた極上食材で仕込む「贅沢な晩酌メニュー」

家に帰り、市場でゲットした食材たちを冷蔵庫へ整理し、一息ついたところで夕方の晩酌の準備にかかります。 大西園さんで購入した美濃焼の白皿をさっそく洗い、今日手に入れた新鮮な食材を丁寧に包丁で引いて盛り付けていきました。

完成したこの日の晩酌ラインナップはこちらです!

ウニの刺身

ウニの刺身です。

沢田商店さんで買ったウニ。臭みが一切なく、口の中で甘みと濃厚なコクがふわっと広がります。まさに至高の味わい。

タコとシマアジの刺身

タコとシマアジの刺身です。

川宗さんのタコは噛むほどに旨味が溢れ、吉豊商店さんのシマアジはコリコリとした歯ごたえと上質な脂の乗りが最高です。大西園さんの白皿に盛り付けると、料亭のような雰囲気に仕上がりました。

マグロのホホ肉のユッケ

マグロのホホ肉のユッケです。

魚益商店さんのホホ肉は、細切りにしてシンプルに塩とごま油で「ユッケ風味」に仕立てました。お魚とは思えないほど濃厚でジューシーな旨味が堪能できる、お酒が止まらない一品です。

ナメコと大根おろしのみぞれ和え

ナメコと大根おろしのみぞれ和えです。

島重さんで購入した立派なナメコをサッと茹で、たっぷりの大根おろしと和えてさっぱりと。濃厚な刺身やユッケの合間に挟む箸休めとして、最高の役割を果たしてくれました。

「大雨と大しけの翌日」という、一見すると市場行きをためらうようなコンディションではありましたが、終わってみれば美味しい海鮮丼を味わい、欲しかった美濃焼のお皿や日用品、そして本命の美味しいコーヒー豆も無事に購入でき、夜には最高の自家製海鮮居酒屋を開くことができました。

やっぱり市場巡りはやめられませんね。美味しいコーヒーと美味しいお酒、そして素晴らしい食材に感謝しながら、最高の休日を締めくくりました。